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2008年01月22日

育児のアドバンテージ

育児のアドバンテージは、母親が高くなる話。

あかごは生まれて数カ月、主に泣くことでコミュニケーションをとる。
最初は本人も、ただ不快感なり、何かを訴えるだけで、どうしてほしいのかわかってないところから始まる。
発信に応じてこちらが何かの対処をし、快・不快の因果関係がわかってくると、徐々に複雑な要求を、いろいろな表現でするようななる。
あかごの表現力と、養育者の読解力は同時に、飛躍的に成長する。

あかごにとって養育者の絶対度があがる要因はこの、ごく小さい時のコミュニケーションと思われる。
一緒に過ごす時間が長ければ、細やかにその要求を受容することができる。
仮に要求を叶えられなくても、慰めたり他に気をそらしたりして、またご機嫌な状態に戻してあげることができるようになるのだ。

母親は妊娠中からこどもとの一体感を感じ、母乳で育てる場合は物理的にかなり密着して過ごすため、アドバンテージは高くなる。
離乳をしてもしばらくは、こどもの元体験として母親の影響は大きい。

わが家は一歳半から育児休暇を母親から父親にチェンジし、三ヶ月、父と子の蜜月期間をつくった。
その間、こどもの中での父親の存在感はかなり上がったと思われるが、母親とのアタッチメントが凌駕されるまでには到底至らなかった(笑)
もちろん、他の親戚や友達と比較すれば特別な位置にいるにしても、父親のことはどうも遊び相手として認識しているようだ。
対して母親のことは、甘えたり、悲しいときなどに慰めてくれる相手。

保育士さんにも聞いたことがある。
「保育園の送迎は、昔に比べてかなりお父さんの割合が増えました。でも具合が悪いときなんかは、ママじゃなきゃイヤ! なんですよね」

この傾向はこどもが幼い時ほど顕著なはずだ。
こどもの社会性があがれば、母親でなければダメな部分はどんどん減っていく。
代わりに、母親も父親も、親だからだけでなく、一人の人間としていい影響を与えられるよう、謙虚に自分を磨きたいものだ。


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Posted by とまこま at 14:39│Comments(0)育児な心理学
 
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